ノンアルコールビールやノンアルコールワインの味は驚くほど美味しくなりました。
しかし、ノンアルコール飲料にも気をつけたいデメリットが3つあります。
昔は”アルコールを我慢できる代わりに味はマズい”感じの飲み物でしたが、最近は飲料メーカーがいろいろな製品を発売しています。
知っておいて損はないので目を通していただければと思います。
ノンアルのデメリット3つ
- 清涼飲料水や炭酸飲料なのに値段が高め
- 人工添加物が多い
- アルコールの再飲酒(スリップ)に近づく
"ノンアルコール飲料"の定義
一概に”ノンアルコール”といっても、広い意味と狭い意味がありますね。
ここでは、上のスライドの通り、狭い意味のノンアルコール飲料です。
つまり、『酒の味がするノンアルコール飲料』のことです。
コーラ、オレンジジュース、お茶のような広い意味でのノンアルコールは含みません。
ノンアルコール飲料の3つのデメリット
3つのデメリットを順に紹介します。
最近は味がかなりアルコール飲料に近づいてきたので、味の違いはデメリットに挙げていません。
デメリット① 清涼飲料水や炭酸飲料なのに値段が高め
ノンアルコールビールやノンアルコールワインは炭酸飲料水や清涼飲料水と分類されます。
これは、コーラや炭酸水やフルーツジュースと同じです。
けれど、ビールやワインなどのアルコール飲料と比べると酒税がかからないため値段は安いものの、酒の味がしないノンアルコール飲料より高いです。
実際にAmazonでノンアルコールビールと昔からある炭酸飲料を比較してみると以下のような結果でした。
アマゾン価格(2023/5)
ノンアルコールビール | 価格(350ml/24缶) |
アサヒ・スーパードライゼロ |
¥2,582(¥108/本) |
サントリー・オールフリー |
¥2,555(¥106/本) |
キリン・零ICHI |
¥2,579(¥107/本) |
平均価格 | ¥2,572(¥107/本) |
炭酸飲料 | 価格(350ml/24缶) |
コカ・コーラゼロ |
¥1,761(¥73/本) |
ファンタグレープ |
¥2,163(¥90/本) |
カルピスソーダ |
¥2,009(¥84/本) |
平均価格 | ¥1,978(¥82/本) |
※価格はAmazonプライム会員価格
平均価格で比べると350ml24本のケースあたり、約600円ほどノンアルコールビールが高いです。
1本あたりの単価でいうと25円の差がありました。
ペットボトルが主流の天然水、お茶、炭酸水は量が多めの500mlサイズで1本あたりの単価は同じぐらいで購入できる製品も多いですよね。
こうして考えると、酒の味がするノンアルコール飲料は値段が高いと言えます。
背景には、酔うか酔わないかの違いはあれど味がかなり近づいたアルコール飲料との価格バランス、製造工程にかかるコストなどがありそうです。
とはいえ、水やお茶に比べて”健康的”ではないのに高価格なのはデメリットです。
デメリット② 人工添加物が多め
多くのノンアルコール飲料には添加物が入っており、摂り過ぎに注意が必要です。
添加物が入った飲料をたくさん飲むことは、体によくないと言われています。
含有物資は主に以下の物質です。
添加物
- 香料
- 酸味料
- カラメル色素
- 酸化防止剤(ビタミンC)
- 甘味料(アセスルファムK)
カラメル色素は、単に糖類のみを加熱したものか、亜硫酸化合物やアンモニウム化合物を製造工程で加えた製法かにより、カラメルⅠ〜Ⅳの種類に分かれます。苦みやロースト風味をつけることができます。
甘味料アセスルファムKは、化学物質で人工的に「甘み」を作り出したもので、砂糖の100~200倍の甘みがあります。
ただし、コーラなどの炭酸飲料にも添加物は使われています。
アルコール飲料やコーヒー、お茶、天然水、炭酸水などと比べて、添加物の種類と含有量という点でノンアルコール飲料は危険度が高いことがデメリットとして挙げられます。
3銘柄の添加物含有についてホームページから情報をまとめました。(●は含有)
スーパードライゼロ |
オールフリー |
零ICHI |
|
香料 | ● | ● | ● |
酸味料 | ● | ● | ● |
カラメル色素 | ● | ● | 成分記載なし |
酸化防止剤 | ●(ビタミンC) | ●(ビタミンC) | 成分記載なし |
甘味料 | ●(アセスルファムK) | ●(アセスルファムK) | 成分記載なし |
調味料 | 成分記載なし | ● | ●(アミノ酸) |
乳化剤 | 成分記載なし | 成分記載なし | ● |
苦味料 | 成分記載なし | ● | 成分記載なし |
デメリット③ アルコール飲料の再飲酒(スリップ)に近づく
禁酒や断酒をしている人が、ノンアルを頻繁に飲むようになるとアルコールを再飲酒してしまう危険性が高まります。
ノンアル飲料を求める理由がビールやワインの”味”や飲酒の雰囲気を求めている場合が多いからです。
既に挙げた2つのデメリットのとおり、ノンアルコール飲料は値段が高めで添加物も多めです。
にもかかわらず、ノンアルコール飲料を頻繁に飲んでしまうのは、酒への欲求が高まりスリップの危険が迫っていると捉えられます。
水・炭酸水・お茶 ⇒ ノンアルコール飲料 ⇒ アルコール飲料
今もしアルコールをやめられているとしたら、できるだけアルコールから”遠い”酒の味がしないノンアル飲料の割合を増やしましょう。
飲むなら添加物ゼロのノンアルビールにしておこう
同じ飲むなら、添加物摂り過ぎのデメリットを消せるビールテイスト飲料がおススメです。
リンクからアマゾンレビューも参考にしてみていただければと思います。
【添加物ゼロ】日本ビール 龍馬1865(日本ビール)
2種類のホップが使われ、日本初のプリン体ゼロ、添加物ゼロ、麦芽100%のノンアルコールビールです。
ビールの味にかなり近く、他のノンアルコールビールに比べて値段の差もほとんどなくおススメです。
【添加物ゼロ】グリーンズフリー(キリン)
大手キリンの添加物ゼロノンアルコールビールです。
【添加物ゼロ】ヴェリタスブロイ(ドイツ産)
ドイツ原産のビールテイスト飲料です。
国産のノンアルコールビールは、ビールではない材料を工夫してどうにかビールの味に近づけているのに対し、ヴェリスタブロイはビールを製造してからアルコールを抜く製造方式のため、よりビールに近い味を楽しめます。
輸入品だけあって他のノンアルビールより値段も若干高く高級志向におススメです。
ノンアルコール飲料のメリット
デメリットを3つ挙げましたが、ノンアルコール飲料のメリットにも触れておきましょう。
ノンアルコール飲料の最大のメリットは、アルコール飲料がもつデメリットを回避できることです。
アルコールを飲むと以下のようなデメリットがありますが、ノンアルにすることでほとんどを回避できますね。
メリット① 飲酒のデメリットを回避できる
飲酒のデメリット
- 老け込む・美容に悪い
- 健康が悪化する
- 金がかかる
- 酒代・飲み会代
- 健康悪化の治療費・サプリ代
- 医療保険代
- 酒の影響による衝動買い
- 電車乗り過ごしや終電遅れによる余計な交通費
- 冷蔵庫の電気代やビン・缶ゴミが増える
- 酔って絡んでしまい周りから嫌われる
- メンタルがやられる
- 事件・事故にまきこまれるリスクが高まる
- 記憶力・判断力・集中力が低下する
ノンアルはアルコールで酔うことがなく、肝臓への過度な負担や脳への悪影響がありません。
上記の飲酒のデメリットについては以下の記事で詳しく書いています。
-
【酒はデメリットしかない】断酒して振り返ると7つ実感しました。
アルコール分解に重要な2つの遺伝子を解析する検査をうけると、私は『飲酒による健康リスクが高いタイプ』でした。 ADH1B【高活性型】 ALDH2【低活性型】 同じタイプの人は日本人に25 ...
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メリット② 飲み会の雰囲気にシンクロできる
ノンアルコール飲料も見た目はビールであり、ワインであり、ウィスキーですよね。
懇親会の乾杯あいさつで、一杯目だけはビールにして雰囲気を乱さないよう気を遣う場合があると思いますが、ノンアルコールビールにすれば酔うことなく雰囲気は周りと”シンクロ”できますね。
あとがき
ノンアルコール飲料(ノンアルコールビール)のデメリットをまとめました。
私は2年間アルコールを断っています。
ビールで感じていたのどごし、キレ、コクは、強炭酸水に頼るようになれました。
\ビール以上の”のどごし”/
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