アルコール分解に重要な2つの遺伝子を解析する検査をうけると『飲酒による健康リスクが高いタイプ』でした。
- ADH1B【高活性型】
- ALDH2【低活性型】
同じタイプの人は日本人に25%いるそうです。
お酒を受け付けない下戸タイプも含めると、日本人の半分以上が遺伝子的に酒に弱いです。
20年間飲んできたお酒をやめた今思うに、自分と同じように酒に弱いタイプの人には酒を飲むデメリットがたくさんあると感じています。
自己の飲酒していたころの失敗や経験をふりかえり、それらのデメリットをまとめました。
禁酒や断酒のメリットや効果をまとめた別記事もあわせて参考になればうれしいです。
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「うゎ~、また意志の弱い酒好きが入ってきたぞぉ!!」 なんてね。冗談です。 ごめんなさい。 禁酒が簡単ではないことを身をもって知っているアラフォー男です。 お酒をやめて半年以上経ちました ...
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【酒の日々の振り返り】飲酒はデメリットしかない

老け込む・美容に悪い
酒を飲み続けていると、老け込みます。

そして、目の周りもたるみやすくなります。
お酒を何年も多量に飲み続けている人は多かれ少なかれそうなっています。
でも、お酒をやめて半年ぐらいたつと顔も引き締まり、首回りも水分が増えて肌のつやが良くなってきました。
やはりお酒を飲み続けていた頃は、水分を体の外に出す作用が悪影響をもたらしていたようです。
酒におぼれている人は、いつも顔が浅黒かったりたるんでしっていますよね。

健康が悪化する
単に美容に悪かったり老け込むだけでなく、健康が悪化します。
飲み過ぎると翌日もアルコールの分解で肝臓はヘトへトの二日酔い。
γGTP値も上がり、肝臓の病気にかかりやすくなります。
詳しくは、厚生労働省のHPが参考になります。
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金がかかる
お酒を飲むとお金がかかります。

酒は金がかかる
- 酒代・飲み会代
- 健康悪化の治療費・サプリ代
- 医療保険代
- 酒の影響による衝動買い
- 電車乗り過ごしや終電遅れによる余計な交通費
- 酒を冷やし氷をつくる冷蔵庫の電気代
物価が上がっている昨今、「酒やめられた自分はまだマシなのかも」と思うこともあります。
酒代・飲み会代
ちなみに、直接費の酒代・飲み会代だけで、月3万円近く使っていました。
飲酒に関連する支出
27,000円/月
- 飲み会:4,000円/1回あたり × 月3回
- 飲み会帰りのコンビニ/ラーメン屋立寄り:1000円/1回あたり ×月3回
- 晩酌:3,000円/週末あたり ×月4回
すでに2年以上断酒をしているので、65万円の支出がなくなったことになります。
10年続ければ車が1台買えますね。 😎
健康悪化の治療費・サプリ代
そして、酒のせいでおきた体調不良を改善するために、病院で治療をしたりサプリを買ったりしていました。
よく考えてみると、この状態は最悪です。
ただ単に酔った気分を味わいたく酒を買って金を浪費し、悪くなった体調を改善・回復させるために治療費やサプリでまた金を使う。

経済には貢献していますが、やはり悲しいですよね。
医療保険代
病気にかかるといけないと思って医療保険に入っていませんか?
確かにそれは大事でしょう。
でも、酒をのまなければ病気にかかるリスクは大きく減ります。

そう考えると金が余計にかかっています。
私は酒をやめて半年ぐらいたって医療保険を解約しました。
毎月3,000円の支出がなくなりましたよ。
酒の影響による衝動買い
家で酒を飲んで酔ってくると、気分がよくなりネットショッピングをしてしまいませんか?
自分は、アマゾンでよく買っていました。
本当にその時必要じゃなくても気分がいいので買ってしまうのです。
覚えているだけでも、以下のようなものを酔った勢いで衝動買いしたことがあります。
- モバイルバッテリー
- 服
- 財布やネクタイピンなどのアクセサリー
- 香水
- 自動車部品
電車乗り過ごしや終電遅れによる余計な交通費

乗り過ごした距離を戻る電車があればまだマシです。
けれど、終電後のタクシーで長距離移動したりビジネスホテルかネットカフェを探して朝まで過ごす羽目になったことが何度もありました。
余計な出費できついですよね。
冷蔵庫の電気代
細かくセコイ話かもしれませんが、酒を冷やしたり氷をつくったりするのにも電気代を余計に使っています。
酒を飲まなくても冷蔵庫は使うので大した額ではないのかもしれません。
とはいえ、冷やすものが増えると冷蔵庫も「ぶ~ん」とうなりをあげますよね。
「また酒かよ~」
ってぼやきながら冷蔵庫はモーターを回しているのかもしれません・・・💦
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酔って絡んでしまい周りから嫌われる
酒を飲むと酔いのせいで一緒に飲んでいる人に絡んでしまうことがありますよね。
相手も酔っているなら多少許されることもあるのでしょう。
でも、マイナス効果しかありません。
酒を飲んでいたころは何度となく職場の飲み会でやってしまいました。
そして、酔わせてもっと悪態つかせようとするやつらもいます。
翌日以降は絡んだ人との関係が微妙に。
「あいつは酒癖が悪い」
そういう噂も広がります。
メンタルがやられる

酒を飲んだ直後はセロトニンが脳内に分泌され気分が高揚。
けれど、セロトニンを作るのに必要な原料「トリプトファン」が結局のところ不足します。
お酒を分解するのに必要なナイアシンの合成に使われるからです。
これが理由で、飲み過ぎた後は不安が強くなったり気分が落ち込んでしまいます。
事件・事故にまきこまれるリスクが高まる

海外で治安の悪い場所に自ら足を運んでいるのと大して変わらないと思います。
いや、海外の治安の悪い場所は酔ってなければ、警戒心が自分にちゃんと働いているので危ない目に合わなくてすんだりします。
けれど、酔っていると警戒心が薄れ、周りもおかしくなった人ばかりに囲まれているので危険ですよね。
- 財布や仕事の重要書類の紛失
- 喧嘩や暴行事件
- 飲酒運転
- アルハラ、セクハラ、パワハラ
テレビのニュースにならない小さめのものも含めると夜の飲み屋街ではすごい数の事件事故が起きているはずですよね。
酒を飲む生活をしていると、被害者のみならず加害者にもなってしまうリスクも常に隣り合わせです。
TVやネットニュースの偏り
酒が絡む事件や事故が起きたとき、ニュースやネット記事で責められるのは本人ばかりです。
加害者本人の責任はその通りですが、酒の怖いドラッグ効果や悪影響についてはどのニュースもほとんど取り上げません。
酒メーカーはCMスポンサー(大事な顧客)なのでご法度なのでしょう。
本来は、本人の責任だけでなく酒のドラッグ効果の問題も報道すべきと思いませんか?
でもニュースが扱うのは前者だけ。

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記憶力・判断力・集中力が低下する
酒を飲むと記憶力・判断力・集中力が低下します。
二日酔いの状態も然り。体はアルコールの分解にフル稼働で疲れている状態になるからです。

酒を飲んでいる時間、酔って寝ている時間をチェックすると月100時間も頭の機能を低下させていました。
飲酒のメリット?
「デメリットしかない」は本音ですが、飲酒のメリットも”あえて”挙げてみました。
”つきあいが悪いやつ”と思われない・・・
お酒が好きな人が多い集団なら、飲み会に参加して一緒に酒を飲む人をつきあいがいい人と捉えてくれます。
これが数少ないメリットです。

それに、飲み会は”サブ”にすぎませんよね。
メインは昼間の仕事であったりその集団の目的なので、それをしっかりやっておけば飲み会参加はどちらでもいいはずです。
やはり、酒のデメリットがはるかに大きいのでこのメリットも霞んでしまいます。
あとがき:アルコールは害しかない
飲酒はデメリットだらけで、アルコールは害しかないです。
ドラック効果のある”異物”を体に入れて内臓にも負担かけて、いいことなんてあるわけないですよね。
きっとこの記事に目をとおしてくださったのは、禁酒に興味があるか、禁酒中の方ですよね。
酒をやめて一緒に人生をリカバリしませんか?
断酒日数が700日を超えた今、酒をやめて本当に良かったと何の迷いもなくそう思います。
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アルコールのデメリットに関するデータ
出典:https://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/houkoku/061122b.html
アルコールは
2000年に世界の:
・ アルコールは60以上もの病気の原因である。
・ 病気による社会的損失の4%はアルコールが原因である。
これは高血圧(4.4%)、たばこ(4.1%)についで3番目に大きい。
・ 健康寿命を短縮する要因の9.2%はアルコールが原因である。
・ アルコールにより世界で180万人が死亡した。
これは全死因の3.2%を占める。
・ 発展途上国では、寿命短縮の13-15%は飲酒に伴う事故である。
・ アルコールは家庭内暴力の最大の原因である。
・ その他、経済的損失、未成年者への影響、妊婦への影響など計り知れなく大きい。WHO: EB115/37, Public health problems caused by alcohol, reported by the secretariat, 2004
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