禁酒をして1年たちました。
偽りなく、アルコールを一滴も飲んでいません。
やめる前までは、20年間お酒が"生活の必需品"だったのによくここまで来れたと思っています。
職場や知人に「禁酒をして1年たちました。」と話すといくつか質問をされたので、11の質問にまとめ、現在の心境や感想が分かるようにまとめてみました。
なお、禁酒をして感じたメリットとデメリットの全体はこちらの記事に詳しく書いています。
あわせて読んでみていただければと思います。
記事を書いた人
- アラフォー会社員
- 禁酒を始めた年:2020年
- 禁酒するまでの飲酒歴:約20年
- 禁酒するまでの飲酒頻度:週3~4日
- 体重:飲んでいた頃75kg前後⇒現在70kg
【禁酒1年やってみた感想】周りから聞かれた11の疑問
疑問① 「禁酒の1年間は毎日必死に飲みたい気持ちを抑えている?」
お酒をやめて1年もたつと、"お酒に対する興味がなくなりました。
このひとことが今の状態に一番近いと思います。
昔、酒を飲んでいたころは、
「酒をやめるにしても、毎日飲みたい気持ちを抑えて必死に戦わなければならないなんて無理だな。禁酒なんて続くわけない。」
そう思っていました。
けれど、実際は、お酒をやめて1カ月ぐらい経つと、心身の状態がとてもよくなって、夜に時間を持て余しても「飲みたい」と思うことがだんだんなくなっていきました。
最初の頃は、炭酸水を多めに飲んだりしていましたが、今はそんな無理をすることもありません。
ただ、数か月前に、YouTubeでキャンプしながらストゼロをうまそうに飲む人の動画を見て、酒を久々に飲んでみようかと一度だけコンビニ行ったことがありますけど。
でも、思い直して買わずに帰りました。
「今の良くなった心身の状態を酒でまた悪くするのは嫌だな」
買う直前にそう冷静になれたからです。
一定期間たつと、お酒は無ければ無いで普通に大丈夫な状態になれましたよ。
疑問② 「なんでお酒を急にやめたの?」
これまでも何度か禁酒に挑戦したことがありました。
けれど、1週間ぐらいは続けられましたが、それ以上は無理。
やっぱり暇ができると、「1週間我慢したからいいだろう」となって、飲みはじめて元の生活に戻ってしまうのです。
今回、再度やめようと思ったきっかけは、以下のような複合的な理由からです。
お酒をやめたいと思った理由
- 健康診断の数値が悪化し、昼間でも体がだるく眠気に襲われることが多くなってきた
- 会社の同僚と帰りに飲んで愚痴る飲み会に嫌気がさしてきた。
- ブログを書き始めたら、面白くて夜も書く時間を確保したいと思うようになった
疑問③ 「お酒のない生活なんて人生の楽しみがなくなったのでは?」
お酒に関する興味がなくなったのですから。
特に酒好きが、この質問をよくしてきますよね。(笑)
むしろ、今はお酒をやめてよかったと心から思っています。
心身の調子がよくなって、筋トレをやっても飲んでいたころより筋肉のつきもいいですし。
頭もさえてくるのでいろいろなことに満足感が増してきますよ。
気が合う人と酔って話が盛り上がる楽しさは確かになくなりましたけど。
今まで一緒に飲んでいた人には、飲みにつきあえなくなって申し訳ないと思います。
けれど、心身の調子がよくなったことと天秤にかけると飲まない生活のほうが今はいいです。
"酔ってテンションが上がる"は確かに無くなりましたが、お酒に対する興味もなくなっているので、今更、体も脳もそれを求めたいとは思わなくなった感じですかね。
疑問④「禁酒の効果を感じたのはいつごろから?」
禁酒で感じたメリットは20ありますが、いくつかピックアップしてメリットを感じ始めた時期を書くと、ざっくりこんな感じです。
- 二日酔いによる疲れからの解放:即
- 睡眠の質改善:1週間
- 体重が落ち始める:2週間
- メンタル面の改善:1か月
- 顔つきがよくなる:3か月
お酒をやめると「メリットしかない」と言ってもいいぐらいなので、1年たった今は、いろいろな効果が積み重なってきたのを感じます。
疑問⑤ 「飲み会はどうしている?」
まず、コロナで飲み会自体が少ないですよね。
部署全体での懇親会は1年以上実施されていません。
こじんまりとした数名の飲み会は周りでも行われていますが、関わらなくなりました。
お酒をやめて職場の飲み会に一度参加したこともありますが、飲んだのは、ノンアルコールビールとノンアルコールワインとウーロン茶です。
飲んでいたころとは違って、酔えないので飲み会に行ってもあまり面白くないですよね。
だからといって、飲み会でお酒を飲みたいわけではないので、無理につきあいで行くのも「めんどくさい」という気持ちが正直なところです。
なので、周りからも誘われなくなりました。
「あの人は酒をやめた人」
周りの人にとって、自分はそういう捉え方に変わり、無理に誘う相手ではなくなったのではないでしょうか。
疑問⑥ 「お酒をやめたことが仕事へどう影響している?」
自分でコントロールできる大事な打ち合わせや資料作成は、午前中にセットするようにしていますね。
午後も、飲んでいたころに比べると調子はゼンゼンいいのですよ。
けれど、午前に頭や体力を使った疲れがだんだん出てくるので集中力が少し落ちてきます。
こちらの記事にも書きましたが、毎月、酔っていた100時間と飲んだ翌日の疲れがなくなったことは、仕事にもよい効果しかありません。
疑問⑦ 「お酒をやめると見た目は変わった?」
以下の変化を感じていますね。
- 腹まわりのブヨブヨが落ちる
- 顔の肌の調子がよくなりつやが出てくる
- 目の充血が減る
- 白髪の進行が遅らせられる
体重は自然と5kg落ちました。
また、肌の調子がよくなって、周りからも「若返った」と言われたことが何度かありました。
顔つきがシューッとします。
お酒を飲み過ぎている人で、時々、顔の肌がガサガサでダラーンと皮膚が垂れ下がったようになっている人がいますよね。
禁酒を続けると、尿や水分を異常に体外に排出することもなくなり、皮膚がよい状態に回復するのだと思います。
ただ、これは肝臓のお酒に対する強さにもよるのかもしれません。
お酒を結構飲む人でも、肌の調子がそこまで悪くは見えない人も結構いるように思います。
自分は、アルコール遺伝子検査の結果、『飲酒による健康リスクが高いタイプ』でした。
飲んでいたころと断酒した今を比べると、肌の調子の変化が大きいほうなのかもしれません。
疑問⑧ 「禁酒して1年たつと健康診断の結果も良くなる?」
γ-GTP値がはっきりと変わりましたよ。
やめてから3カ月経った頃の検査で既に改善していました。
成人男性の正常範囲は10-50ですね。
お酒をやめてから1年間で3回献血しました。
計測したデータは、すべて20台です。
その他にも、悪玉コレステロールの値が改善するなど、健康診断の異常値はどの検査項目にもありませんよ。
眠気の症状もなくなりました。
「お酒を飲むと内臓への負担が大きい」と聞いたことがありますが、その通りだと実感しています。
疑問⑨ 「どうやってお酒をやめたの?」
自分の場合は、休日や夜の時間を「ブログの記事を書きまくる時間に変える」ことで初期の退屈な時間をつぶしました。
お酒をやめるにも、『飲まない時間をどうやって過ごすのか』をセットで考えておかないと、なかなか続かないですよね。
アルコールは合法ドラッグです。
中毒性と戦わなければならないですからね。
疑問⑩ 「禁酒1年でどれぐらいの酒代出費が無くなった?」
内訳は、月3回の飲み会と土日の家飲みの酒代です。
これ以外にも二日酔いダル重対策サプリ、目薬、医療保険代、お酒による衝動買いなどの出費もなくなりましたよ。
抑えられた出費についても、詳しくはこちらの記事に書いています。
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疑問⑪ 「お酒をやめた反動は何かある?」
酒はなくても大丈夫なのですが、口がさみしいのです。
お酒をやめて最初の1カ月はデザートなど甘いものをよく食べていましたが、それ以降はスナック菓子をよく食べてしまいますね。
お酒を飲んでいたころよりもスナック菓子の消費は多めです。
夕食後にお腹がすくのと、お酒を飲んでいたころは数時間食べたり飲んだりが続いていたことを体のどこかが忘れ切れずにいるように感じますね。
スナック菓子も食べ過ぎはよくないのでしょうけど、お酒の害に比べるとマシなのでは。
あとがき
「20年間飲んできたお酒をやめました」
何かの節にその話を周りにすると聞かれたことを書きました。
禁酒を始めて1カ月ぐらいは、確かに継続がしんどいですが、峠を越えると「お酒を飲みたい」という関心がなくなりますよ。
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