禁酒・断酒

【禁酒はメリットしかない】22の効果がメンタル最強への最短ルート!

記事タイトル入りスライド
酒をやめたら、「酒を飲む時間」だけが消えると思っていました。実際は違いました。二日酔い、後悔、トイレピンチ、余計な出費、酔っていた時間までまとめて消えていきました。

私は約17年間、お酒を飲んできました。

禁酒する直前の飲酒頻度は週3~4日。

金曜日になれば、会社帰りにビール、ハイボール、ワイン、つまみを買う。

土日は昼から飲むこともある。

飲み会なら、

「飲み放題なんだから5杯ぐらい飲まないと元が取れない」

と、誰にも頼まれていない損益分岐点まで計算していました。

今思えば、完全にお酒中心の生活です。

そんな私が酒をやめてみると、思っていた以上にいろいろなものが変わりました。

体調だけではありません。

  • 体
  • 心・頭
  • 時間
  • 暮らし・人間関係
  • 安全
  • お金

振り返って整理すると、私が実感した大きなメリットは22個あります。

文章には多少勢いがあります。でも、体験そのものは盛っていません。むしろ酒を飲んでいた頃のほうが、酒の量を少なめに申告していた気がします。

この記事では、一般論を並べるのではなく、実際に酒をやめた本人に何が起きたのかを中心に書きます。

 

この記事を書いた人

  • 飲酒歴:約17年
  • 禁酒直前の飲酒頻度:週3~4日
  • 飲酒していた頃の体重:75kg前後
  • 禁酒後:最大5kgほど体重減を経験
  • 禁酒後の献血でγ-GTPの推移も継続して確認
  • 現在も酒を飲まない生活を継続中

なお、この記事で「○日後」「○か月後」と書いている時期は、すべて私自身が変化を感じた時期です。

体質やそれまでの飲酒量によって違いがありますので、「誰でもこの時期にこうなる」という意味ではありません。

また、長期間の大量飲酒などでアルコール依存が疑われる場合、急に飲酒をやめると離脱症状が起きることがあります。

手の震え、発汗、動悸、不眠などがある場合は自己判断だけで無理をせず、医療機関などに相談してください。

 

 

禁酒の効果はいつから?私が感じた変化

先に結論をまとめます。

私の場合、禁酒のメリットは何年も待たないと感じられないものではありませんでした。

むしろ最初の数日から始まった変化が多かったです。

時期 私が感じた主な変化
禁酒直後 二日酔いがない、トイレ不安が減る、自己嫌悪がない、酒代が出ていかない
1週間前後 睡眠、疲れやすさ、集中力などの違いを実感
1か月前後 体重減、γ-GTPの改善を確認、飲まない生活に少し慣れる
3か月前後 自己肯定感、判断、感情面が安定してきたと実感
半年以降 顔つき、生活習慣、人づきあいまで「飲まない自分」が普通になる
長期 酒を我慢しているという感覚そのものが薄れ、時間とお金の効果が積み上がる

一番大きかったのは、ひとつの効果だけではありません。

よく眠れる。

すると翌日疲れにくい。

疲れにくいから仕事や運動をしやすい。

後悔がないので気分も安定する。

酒代も減る。

そんなふうに、いくつもの変化がつながっていきました。

 

私にとって禁酒の本当のメリットは、ひとつの効果ではなく生活全体に好循環が起きたことでした。

 

禁酒・断酒で実感したメリット22選

お酒をやめると好循環のスパイラルに変わる

お酒をやめると好循環のスパイラルに変わる

22個のメリットを、できるだけ内容が重ならないよう次の6つに分けました。

禁酒で変わった6つの領域

  • 体・コンディション
  • 心・頭
  • 時間
  • 暮らし・人間関係
  • 安全
  • お金

実際にはそれぞれがつながっています。

睡眠がよくなれば頭も働きやすい。

飲み会が減れば時間とお金が増える。

酔わなければ後悔も事故の心配も減る。

酒をやめるというひとつの行動が、生活のあちこちに波及した感覚です。

 

体・コンディション|朝の自分が別人になった

最初に分かりやすかったのは体です。

酒を飲んでいた頃は、「疲れているのは仕事のせい」「歳のせい」と思っていました。

もちろん仕事と歳のせいもあります。

全部酒のせいにしたら、酒もさすがに弁護士を呼びます。

ただ、飲まなくなって初めて、酒が上乗せしていた負担には気づきました。

 

1. 二日酔いの朝がなくなった

私が感じた時期:禁酒直後

当たり前ですが、酒を飲まなければ二日酔いになりません。

しかし、実際にやめてみると、この「当たり前」の価値が大きかったです。

以前の日曜日は、

「今日は少なめにしておこう」

と思いながら昼過ぎから飲み始め、夕方になると追加の酒を買いに行く。

翌朝は体が重い。

頭もぼんやり。

月曜日なのに、スタート地点ですでにHPが半分。

そんなことが普通でした。

禁酒すると月曜日の朝が、ただの月曜日になります。

「普通の朝」って、こんなにありがたかったのか。酒をやめて初めて知りました。

頭痛や吐き気がないだけでなく、「昨日飲みすぎたな」という精神的な重さまでありません。

私にとっては、この変化だけでも禁酒する価値が十分ありました。

 

2. 睡眠の質がよくなったと感じた

幼少期のころの寝起き直後の爽快感をイメージさせる朝の陽ざしがさし込んだ和室

私が感じた時期:禁酒直後~1週間

禁酒を始めて比較的早く気づいたのが睡眠です。

朝起きたとき、体の中がちゃんと休んだ感じがする。

日によっては、

「子どもの頃の朝ってこんな感じだったな」

と思うほどでした。

飲んでいた頃は、酒を飲むと眠くなるので「酒を飲むとよく眠れる」と思っていました。

でも、私の場合は寝つくことと、翌朝すっきり起きられることは別でした。

厚生労働省の飲酒ガイドラインでも、不安や不眠を解消するための飲酒は避けるべき飲酒として挙げられています。

私自身も酒をやめてから、睡眠を酒に任せる必要がなくなりました。

布団は睡眠担当。酒には担当から外れてもらいました。

 

禁酒の重要性を説く動画のタイトルスライド
禁酒がメンタル改善に重要!がよくわかるYouTube動画7選【専門家や著名人が力説】

  禁酒がメンタルに重要と説く専門家や著名人の動画を集めてみました。 飲酒がメンタルに及ぼす悪影響もよくわかります。 生活の一部となっている酒を断つのはホントに難しいですよね。 でも、これら ...

続きを見る

 

3. トイレピンチが激減した

お酒の影響でお腹の調子が悪くなって、トイレを我慢して限界で苦しそうな人

私が感じた時期:禁酒直後

これは地味ですが、私にはものすごく大きな変化でした。

酒を飲むとトイレが近くなる。

飲み会で話が盛り上がると、トイレを後回しにしてさらに一杯。

ようやく席を立ったら居酒屋のトイレに行列。

あの絶望感です。

神様、もう酒は飲みません。だから今だけ、この腹痛を止めてください。

翌朝、通勤途中にお腹の調子が悪くなって途中駅のトイレへ駆け込んだことも何度もあります。

しかも個室が全部使用中。

あの赤い表示を見た瞬間ほど、人生について深く考える時間はありません。

酒をやめてからは、こうしたトイレパニックが大幅に減りました。

「トイレに間に合うか」を人生の重要課題から外せたのは、予想外に大きなメリットでした。

 

4. 疲れにくくなったと感じた

お酒をやめるとガソリン満タンのように疲れにくくなれる

私が感じた時期:1週間前後

酒をやめて1週間ほどすると、「最近、前ほどヘロヘロにならないな」と感じ始めました。

飲んでいた頃、とくに忘年会などが続く時期は昼間でも体が重かったです。

当時は仕事が忙しいからだと思っていました。

ところが、酒をやめてみると同じように仕事をしていても違う。

私の場合は、

  • 二日酔いがなくなった
  • 睡眠の状態がよくなったと感じた
  • 夜中の食べ過ぎが減った
  • 飲み会そのものが減った

こうしたものが重なって、日中の体の重さが減ったのだと思います。

「元気になった」というより、自分で自分を疲れさせる行動が減ったという表現のほうが近いです。

 

5. γ-GTPが大きく下がった

私が確認した時期:禁酒約1か月後

禁酒後、最も分かりやすかった「数字の変化」がγ-GTPでした。

飲酒していた頃は、γ-GTPが300前後だった記憶があります。

禁酒して約1か月後に献血をしたところ、値は26でした。

さらにその後も測りました。

  • 2020年5月30日:26
  • 2021年3月14日:21
  • 2021年9月24日:24
  • 2022年3月17日:25
  • 2022年6月21日:18

もちろんこれは私個人の検査結果です。

誰でも同じように変化するという話ではありません。

ただ、「なんとなく体調がいい」だけではなく、数字で変化を確認できたことは断酒を続ける大きな励みになりました。

断酒後の3回の献血で計測したγ-GTP値の推移:26(2020/5/30)、21(2021/3/14)、24(2021/9/24)。

断酒後のγ-GTP値の推移

断酒後のγ-GTP値の推移

「禁酒が効いている気がする」から、「数字でも変わった」に変わった瞬間はうれしかったですね。

 

6. 体重が3か月で約5kg減った

飲み会の帰りに立ち寄るラーメン屋さんの提灯

私が感じた時期:1~3か月

私の場合、禁酒から約1か月で3kg、3か月ほどで合計約5kg体重が落ちました。

酒をやめただけで全員が痩せる、という意味ではありません。

私の場合に大きかったのは、酒とセットになっていた食事が消えたことです。

以前は、

  • 酒そのもの
  • つまみ
  • お菓子
  • 飲み会後のラーメン
  • コンビニへの寄り道

までが、ほぼワンセットでした。

「飲み会は終わった。でもラーメンは別腹だ」——あの謎理論はどこから来ていたのでしょう。

酒をやめると、その一連の流れごとなくなりました。

結果として食べる量が減り、ウエスト周りもすっきりしていきました。

 

7. 顔のむくみと目の充血が減った

私が感じた時期:充血は早期、顔つきは数か月後

これはかなり体質差があると思いますが、私は酒を飲むと目が真っ赤になることがよくありました。

翌朝まで赤いこともあります。

酒をやめると、この充血がほとんど気にならなくなりました。

また、飲んだ翌朝特有の顔のむくみもなくなりました。

半年ほどした頃、職場の人から、

「顔がシューっとしましたね」

と言われたことがあります。

自分だけで鏡を見ていると変化に慣れてしまいますが、人から言われると、

「やっぱり変わったんだな」

と実感します。

なお、以前は「白髪の進行が遅くなった気がする」とも感じました。

ただ、これは禁酒との因果関係を自分では確認できません。

今振り返ると、こういう部分は「私にはそう見えた」以上のことは言わないほうが正確だと思っています。

 

8. 筋トレや運動を続けやすくなった

私が感じた時期:禁酒直後から

酒をやめてから筋トレを始めました。

一番大きいのは、運動の予定を酒に邪魔されなくなったことです。

飲んでいた頃なら、

「今日は運動しよう」

と思っていても、夕方になれば、

「まあ金曜日だし」

となっていたはずです。

金曜日、強いです。

数々の健康計画を倒してきたラスボスです。

酒を飲まなくなると、夜でも翌朝でも運動できます。

私にとっては「筋トレに良い成分がどうこう」という話以上に、酔って予定を潰さないことが大きなメリットでした。

 

 

心・頭|禁酒は「メンタル最強」の土台になった

私が禁酒を続けていて一番大きいと思うのは、実は体よりこちらです。

酒をやめたから人生から嫌なことがなくなるわけではありません。

仕事で失敗する日もあります。

腹が立つこともあります。

落ち込むことだって普通にあります。

でも、そこに酒による余計な後悔や体調不良を追加しなくて済む。

それが私のいう「禁酒はメンタル最強」です。

 

9. 酔いが覚めた後の自己嫌悪から解放された

飲み会翌日の朝、前日の飲み会で失言をして後悔をしている人

私が感じた時期:禁酒直後

これは禁酒したその日からなくなりました。

飲み会では気分が大きくなり、普段なら言わないことを言ってしまう。

翌朝、記憶をたどる。

「あれ、言わなくてよかったよな……」

「あの人、ちょっと顔が引きつってなかったか?」

脳内反省会の開幕です。

しかも議長も被告も裁判官も全部自分。

家で飲んでSNSに何か書き込み、翌朝見て、

なんじゃこりゃ。よく世界に公開したな、昨日の俺。

となったこともあります。

酒を飲まなければ、このタイプの自己嫌悪は発生しません。

これは私にとって、想像以上に大きな精神的メリットでした。

 

嫌なことがあると酒に逃げる人
「嫌なことがあると酒に逃げる」は全く無意味で逆効果!【断酒で実感した3つの理由】

  仕事の嫌なことをつい思い出して気分が沈む せっかくの休日なのに嫌いな上司のことで頭がいっぱい そんなストレスを忘れたくて酒に逃げる、、、 仕事を始めてから10年以上そんな週末を頻繁に過ご ...

続きを見る

 

10. 集中力と理解力が戻った感覚がある

私が感じた時期:1週間前後

二日酔いで頭がぼんやりする朝がなくなると、当然ながら仕事にも入りやすくなりました。

以前は、

「今日はなんか頭が回らないな」

と思う日がありました。

でも前日の酒を考えれば、頭が回らないのではなく、自分で回りにくい状態を作っていたとも言えます。

禁酒後は、文章を読んだり、人の説明を聞いたり、考えをまとめたりするときの負担が以前より小さくなった感覚があります。

これも「禁酒したらIQが上がる」という話ではありません。

私の場合、二日酔い・睡眠不足・後悔というノイズが減った結果だと思っています。

 

11. 気分の振れ幅が小さくなった

私が感じた時期:数週間~数か月

飲んでいた頃は、酒を飲んでいる時間は楽しい。

ところが翌日は体が重く、前夜の発言を思い出して落ち込む。

私の気分は結構上下していました。

酒をやめてからは、その振れ幅が小さくなったと感じています。

もちろん、嫌なことがあれば普通に落ち込みます。

でも、しらふの自分が落ち込んでいるだけなので、原因が分かりやすい。

そこへ二日酔いと「昨日何かやらかしてないか」を混ぜなくて済みます。

お酒を飲んでいた頃

お酒を飲んでいた頃は気分の変動幅が激しかったことを示したイラスト

お酒をやめた後

お酒をやめてから気分が安定したことを示すイラスト(禁酒はメンタル最強)

禁酒はメンタル最強

 

12. 自己肯定感が少しずつ上がった

自己肯定感が高くなって気分よく夕日を見ている人

私が感じた時期:3か月前後

私の場合、禁酒を続けること自体が自信になりました。

「あれだけやめられないと思っていたものを、今日も飲まずに過ごせた」

最初は1日。

次に1週間。

1か月。

3か月。

記録が積み上がるほど、自分への見方が少しずつ変わります。

特別な資格を取ったわけでも、会社で偉くなったわけでもありません。

でも、

自分で決めたことを自分で守れている。

この感覚は思った以上に強かったです。

 

13. 判断した後にクヨクヨする時間が減った

酒をやめると判断に迷いがなくなった

私が感じた時期:3か月前後

禁酒を続けていると、自分の判断に以前より納得しやすくなりました。

何か決めた後に、

「あれでよかったのかな」

と延々考える時間が減ったのです。

酒を飲まないから、常に正しい判断ができるわけではありません。

そんな超能力は付きません。

ただ、少なくとも、

「昨日の酒が残っていて頭が鈍っていたのでは」

という疑いはなくなります。

自分の頭で考えて、自分で決めた。

それだけでも判断への納得感は変わりました。

 

14. 怒りをいったん受け止めやすくなった

怒り

私が感じた時期:3か月前後

自己嫌悪が少ない。

体も以前より疲れていない。

睡眠の状態もいい。

こうしたものが重なると、私の場合はイライラへの反応も変わりました。

カッときた瞬間に全部口に出すのではなく、

「まあ、これは流していいか」

と思える場面が増えました。

怒らない人間になったわけではありません。

今でも腹は立ちます。

ただ、怒っている自分に酒でさらに勢いをつけることがない。

これが大きいです。

 

禁酒の重要性を説く動画のタイトルスライド
禁酒がメンタル改善に重要!がよくわかるYouTube動画7選【専門家や著名人が力説】

  禁酒がメンタルに重要と説く専門家や著名人の動画を集めてみました。 飲酒がメンタルに及ぼす悪影響もよくわかります。 生活の一部となっている酒を断つのはホントに難しいですよね。 でも、これら ...

続きを見る

 

時間|「酔っていた時間」が丸ごと戻ってきた

酒をやめて驚いたのは、時間です。

飲酒時間だけではありません。

買いに行く時間。

酔って何もしない時間。

翌朝回復する時間。

全部合わせると、かなりの量でした。

 

15. 行きたくない飲み会が激減した

通勤中の電車のつり革

私が感じた時期:禁酒直後

酒をやめると飲み会への参加が減りました。

最初は、少し寂しさもありました。

職場で禁酒を伝えると、

「どうしたんですか?」

と本気で心配されたこともあります。

日本の会社員が酒をやめると、なぜか一度「何かあった人」になります。

しばらくすると周囲も慣れて、誘われる回数そのものが減りました。

すると、仕事が終わればまっすぐ帰れる。

私はだんだん、

「行きたくない飲み会を断った」

ではなく、

「自分の夜を取り戻した」

と思うようになりました。

 

 

16. 私の場合、月約100時間が戻ってきた

自由に好きなことができる家の中の書斎部屋

私の飲酒パターンで計算:約100時間/月

これは私自身の当時の生活を計算した数字です。

私がお酒に使っていた時間

約100時間/月

  • 飲み会:18:00~22:00 × 月3回 = 12時間
  • 金曜日:19:00~24:00 × 月4回 = 20時間
  • 土曜日:17:00~24:00 × 月4回 = 28時間
  • 日曜日:14:00~24:00 × 月4回 = 40時間

合計100時間。

1日8時間労働なら、12日分以上です。

しかも、この計算には二日酔いでぼーっとしていた翌朝の時間は入れていません。

「酒をやめると何を失うか」ばかり考えていましたが、実際には、ものすごい量の時間が返ってきました。

その時間でこのブログも書くようになりました。

酒をやめた結果、酒をやめたブログを書く時間まで手に入った。なかなか見事な循環です。

 

\ 増えた時間の使い方 /

記事タイトル入りスライド
お酒の代わりになる楽しみ14選|禁酒中の暇な週末を救った実体験

酒をやめてから、ときどき困ることがありました。 暇です。 ものすごく暇。 それまで週末になると、 「今日は何を飲もう」 「何時から飲もう」 「つまみは何にしよう」 と考えていた時間が、丸ごと空きました ...

続きを見る

 

17. 夜と週末を「待ち時間」にしなくなった

飲んでいた頃は、週末になると頭の片隅に酒がありました。

「何を飲もう」

「どこで買おう」

「何時から飲もう」

そして飲み始めると、その日の予定はほぼ終了です。

酒をやめた直後は、その時間が逆に暇でした。

これは禁酒初期には結構つらいです。

でも、散歩、外食、読書、映画、運動などで埋めるうちに、夜の使い方そのものが変わっていきました。

今振り返ると、酒をやめるコツのひとつは酒そのものより先に「酒を飲んでいた時間」をどうするか決めることだと思います。

 

暮らし・人間関係|人付き合いの量より質を考えるようになった

禁酒というと健康の話になりがちですが、人間関係も結構変わりました。

良い変化だけではありません。

付き合いが減って寂しく感じた時期もあります。

それも含めて、私の実体験です。

 

18. 家の中が平穏になった

自宅でお酒を飲んでいた頃

私が感じた時期:禁酒直後から

飲み会から酔って遅く帰る。

家で飲めば声も大きくなる。

冷蔵庫にはワインやビールが並ぶ。

家族から、

「飲みすぎじゃない?」

「冷蔵庫のお酒、邪魔なんだけど」

と言われる。

すると私は、

俺の仕事の苦労も知らずに……。

と、実際のストレスを3倍ぐらいに増量して反論していました。

今考えると、仕事のストレスと冷蔵庫にワインが3本あることには、あまり関係がありません。

酒をやめると、

  • 酔って帰宅しない
  • 家で酔わない
  • 酒瓶や缶が増えない
  • 酒臭さもない
  • 酔って家族に絡まない

こういう小さな火種がまとめて消えました。

家族にとっても、禁酒はメリットだったと思います。

 

19. 飲み仲間との距離が変わり、人付き合いを選ぶようになった

ワインボトルとワイングラス

これはメリットとデメリットの両方があります。

飲み会に行かなければ、飲み仲間と会う回数は当然減ります。

最初は寂しかったです。

職場でも、飲み会でしか聞けない雑談やプライベートな話が自分には入ってこないことがあります。

一方で、酒がなくても会う人とは関係が残ります。

昼に食事をする。

コーヒーを飲む。

普通に話す。

酒がないと続かない関係と、酒がなくても続く関係が少しずつ分かれていきました。

私は今では、人付き合いが減ったというより、付き合い方が整理されたと感じています。

 

安全|酔っている自分を管理しなくてよくなった

酒を飲むと、自分では普通のつもりでも判断や動作に影響が出ます。

禁酒すると、少なくとも「酒が原因」のリスクを生活から外せます。

 

20. 飲酒運転を心配する必要がなくなった

私が感じた時期:禁酒直後

酒を飲まないので、飲酒が原因で車を運転できないという状況がなくなりました。

「昨日かなり飲んだけど、もう抜けているかな」

と考える必要もありません。

これは車だけでなく、自転車でも同じです。

「飲んでいない」。これほど分かりやすい確認方法はありません。

もちろん禁酒したから交通事故そのものがゼロになるわけではありません。

ただ、アルコールが原因になる部分を自分の生活から外せたことは、大きな安心材料です。

 

薬丸岳「告解」の感想。飲酒運転の怖さと贖罪について考えさせられた小説

  小説「告解」 文庫本タイトル:「告解」 出版社:講談社文庫 出版日:2022年8月10日 ページ数:376ページ 価格:760円(税別) 著者:薬丸 岳 (1969年兵庫県生まれ) &n ...

続きを見る

 

21. 酒が原因の事件・事故・紛失リスクが減った

救急車と消防車

飲んでいた頃には、

  • 職場の人と口論する
  • 帰りのバスで足元を踏み外す
  • スマホを座席に置いたまま降りそうになる

といったことがありました。

どれも大事故にはなりませんでした。

だから当時は「まあ大丈夫だった」で終わっていました。

でも今思うと、単に運がよかっただけの場面もあります。

酒をやめてから、酔って転ぶ、物をなくす、余計な口論をする、といった心配がなくなりました。

禁酒は派手ではありませんが、事故の種を毎週少しずつ拾って捨てる行為でもあると思います。

 

 

お金|酒代だけでなく「酔った後の出費」も減った

健康やメンタルに比べると身もふたもない話ですが、お金は分かりやすいです。

酒を買わなければ、その瞬間から酒代はかかりません。

 

22. 私の場合、月約27,000円+αの支出が減った

お金の札とコイン

私の当時の支出:約27,000円/月+関連支出

当時の飲酒パターンで計算すると、直接的な酒関連支出だけで月約27,000円でした。

当時の酒関連支出

  • 飲み会:4,000円 × 月3回 = 12,000円
  • 飲み会帰りのコンビニ・ラーメン:1,000円 × 月3回 = 3,000円
  • 週末の晩酌:3,000円 × 月4回 = 12,000円

合計:約27,000円/月

年間なら単純計算で約32万円。

さらに私の場合、酔うとネット通販のハードルも下がっていました。

ガジェット、服、生活用品。

翌朝Amazonの注文確認メールを見て、

え? これ誰が買ったの?……俺か。

ということもありました。

酔った人間に「本当に必要ですか?」と聞いても、だいたい必要だと答えます。

禁酒後は、こういう衝動買いがほぼなくなりました。

酒代だけでなく、

  • つまみ
  • 〆の食事
  • タクシー
  • コンビニ
  • 酔った勢いでの買い物

まで含めると、酒に関連して流出していたお金は意外に大きかったと思います。

浮いたお金を貯蓄、家族との食事、趣味、学習などに回せるようになったことも、長期的にはかなり大きなメリットです。

 

\禁酒の節約効果を詳しく/

 

「禁酒はメリットしかない」は今の本音。ただし最初はしんどかった

ここまで22のメリットを書きました。

今の私に、

「禁酒のデメリットは?」

と聞かれたら、

今となっては、ほぼないです。

と答えます。

でも、最初からそう感じていたわけではありません。

禁酒初期には、いくつか戸惑ったことがありました。

 

飲み会でしか得られない職場の雑談は減った

飲み会への参加が減ると、職場の人のプライベートな話や裏話が入りにくくなります。

これは実際にありました。

「自分だけ知らない」という小さな疎外感を感じたこともあります。

ただ、長く続けてみると、仕事に必要な情報まで飲み会頼みという状態のほうが不自然です。

必要なことは勤務時間中に聞く。

雑談は雑談として楽しむ。

今はそう切り分けています。

 

飲み仲間とは疎遠になった

飲み会に行かなければ、飲み仲間と会う回数は減ります。

ここは事実です。

楽しくバカな話をして大笑いする機会も減りました。

最初は少し寂しかったです。

でも、その代わりに酒以外の時間が増えました。

人間関係がゼロになったわけではありません。

付き合い方が変わりました。

 

最初は夜が長くて暇だった

これはかなり重要です。

それまで何時間も酒に使っていた人が突然飲まなくなると、夜が長い。

「こんなに夜って長かったっけ?」

と思います。

私の場合、この空白時間をどう埋めるかが禁酒継続のポイントでした。

散歩する。

外食する。

映画を見る。

本を読む。

運動する。

ブログを書く。

最初から人生を有意義な活動だけで埋める必要はないと思います。

酒を飲まないために2時間YouTubeを見る。それでも最初は勝ちです。飲んでいませんから。

 

記事タイトル入りスライド
お酒の代わりになる楽しみ14選|禁酒中の暇な週末を救った実体験

酒をやめてから、ときどき困ることがありました。 暇です。 ものすごく暇。 それまで週末になると、 「今日は何を飲もう」 「何時から飲もう」 「つまみは何にしよう」 と考えていた時間が、丸ごと空きました ...

続きを見る

 

私には重い離脱症状はなかった。ただし、ここは人によって違う

私自身は、禁酒開始後に手の震えなどの重い離脱症状は経験しませんでした。

だからといって、誰でも安全に一人で急に酒をやめられるという意味ではありません。

厚生労働省は、アルコール依存症では酒が体から抜けたときに、イライラ、不眠、頭痛、吐き気、手の震え、発汗、動悸などの離脱症状が出ることがあると説明しています。

飲酒量が多い人や、酒が切れると手が震えるなどの症状がある人は、この記事の私の体験だけを参考にせず、医療機関などへ相談してください。

 

私は一時的に甘いものが猛烈に欲しくなった

禁酒してすぐに甘いものが異常に食べたくなった頃のケーキ

禁酒を始めて2週間ほど経った頃から、一時的に甘いものがかなり欲しくなりました。

ケーキやデザートをよく買いました。

飲んでいた頃は甘いものをほとんど欲しなかったので、自分でも意外でした。

なぜそうなったのかは、自分では断定できません。

ただ、私の場合は1か月ほどすると強い欲求は落ち着きました。

「酒をやめたんだから、ケーキぐらいいいだろう」

という免罪符をしばらく使っていました。

少なくとも酒よりは、翌朝SNSを見て青ざめることはありません。

 

ビールの「のどごし」は強炭酸水で代用できた

ビールののどごしの代わりに楽しむ強炭酸水

禁酒初期はビールのCMを見ると、やはり気になりました。

あの、

「ゴクゴクゴク……プハーッ!」

です。

私は強炭酸水を代わりに飲むようになりました。

のどを通るキリキリ感だけなら、強炭酸水もかなりいい仕事をします。

時間がたつにつれて、ビールのCMを見ても飲みたいという気持ちは弱くなりました。

以前は、

寿司には日本酒。

チーズにはワイン。

餃子にはビール。

「これ以上の組み合わせはない」

と思っていました。

今の私は、寿司には緑茶、餃子には炭酸水でも普通に満足します。

味覚が変わったというより、酒をセットにしなければ成立しないという思い込みがなくなったのだと思います。

 

\ノンアルビールについてはこちら/

記事タイトル入りスライド
【知らないと損します】ノンアルコールビール飲料の3つのデメリット

  ノンアルコールビールやノンアルコールワインの味は驚くほど美味しくなりました。 しかし、ノンアルコール飲料にも気をつけたいデメリットが3つあります。 昔は”アルコールを我慢できる代わりに味 ...

続きを見る

 

なぜ私には禁酒のメリットが大きかったのか|やめる前の生活

ここまで読むと、

「本当にそこまで変わるのか?」

と思うかもしれません。

私自身の変化が大きかった理由は、飲んでいた頃の生活を振り返ると分かります。

やめる前は、週末になると必ず飲んでいました。

金曜日の会社帰り。

スーパーかコンビニに寄ります。

「今週もよく頑張った。俺!」

ビール。

ハイボール。

ワイン。

つまみ。

家に着けばすぐ晩酌です。

仕事のストレスが多い週ほど購入量も増えました。

土曜日も予定がなければ昼過ぎから酒を買いに行く。

お酒を飲んでいた頃家で飲んだワイン

ワインのコルクを抜く。

「スポーン!」

グラスへ、トクトクトクトク。

当時の私にとっては休日開始のテーマソングみたいな音でした。

日曜日は翌日の仕事があるので、最初は少なめに買う。

でも午後になって飲み始めると、

ちょっと足りないな。もう少し買ってくるか。

となります。

しらふの自分が決めた「今日はここまで」は、酔った自分には引き継がれません。

そして近所のコンビニへ追加購入。

一度買ったら、今度は、

「残すと明日も飲んでしまうから、今日全部飲もう」

という謎ルールが発動します。

結果、深酒。

翌朝。

体がだるい。

頭がぼーっとする。

仕事に行くのが重い。

通勤中にトイレピンチ。

そして数日たつと、また金曜日。

長い間、この繰り返しでした。

禁酒で急にスーパーマンになったわけではありません。自分で毎週かけていたハンデを外した、という感覚のほうが近いです。

 

 

長く酒を飲まなくなって一番変わったのは「飲みたいのを我慢する」感覚

禁酒を始めたばかりの頃は、

「今日は飲まない」

「酒売り場に近づかない」

「買わない」

あわせて読みたい

嫌なことがあると酒に逃げる人 1

  仕事の嫌なことをつい思い出して気分が沈む せっかくの休日なのに嫌いな上司のことで頭がいっぱい そんなストレスを忘れたくて酒に逃げる、、、 仕事を始めてから10年以上そんな週末を頻繁に過ご ...

記事タイトル入りスライド 2

酒をやめたら、「酒を飲む時間」だけが消えると思っていました。実際は違いました。二日酔い、後悔、トイレピンチ、余計な出費、酔っていた時間までまとめて消えていきました。 私は約17年間、お酒を飲んできまし ...

記事タイトル入りスライド 3

  アルコール分解に重要な2つの遺伝子を解析する検査を受けると、私は「飲酒による健康リスクが高いタイプ」でした。 ADH1B【高活性型】 ALDH2【低活性型】 同じタイプの人は日本人に25 ...

禁酒の重要性を説く動画のタイトルスライド 4

  禁酒がメンタルに重要と説く専門家や著名人の動画を集めてみました。 飲酒がメンタルに及ぼす悪影響もよくわかります。 生活の一部となっている酒を断つのはホントに難しいですよね。 でも、これら ...

記事タイトル入りスライド(酒をのまないカッコいい女性) 5

  「酒を飲めない男はダサい」 「タバコも吸わない、お酒も飲まない男はつまらない」 そんなことを職場や周りの人から言われた経験はありませんか?   お酒を飲まないヤツはダサいし、つ ...

記事タイトル入りスライド 6

ここ最近ずっと禁酒をしています。 お酒のドラッグ効果は怖いですよね。 禁酒を定着させるまでは強い意志が必要です。 ひとまず自分のアルコール体質の傾向を、客観的な材料で確認しておいたほうがいいだろう そ ...

東京ドーム 7

  先日、東京ドームにプロ野球観戦に行きました。 試合は巨人が勝ち大盛り上がり。 それはいいのですが、ビールの売り子が多い多い、、、 スーパードライ、一番搾り、薫るエビスビール、酎ハイ、日本 ...

禁酒を2週間続ける(記事タイトル入りアイキャッチ画像) 8

禁酒に挑戦するときは、ひとまず最初の1~2週間が肝ですよね。 晩酌や外飲みを完全にやめなければなりません。 夜に時間を持て余すと、 これから先、禁酒を毎晩続けるのはやっぱりどう考えても無理 となって、 ...

記事タイトル入りスライド 9

酒をやめてから、ときどき困ることがありました。 暇です。 ものすごく暇。 それまで週末になると、 「今日は何を飲もう」 「何時から飲もう」 「つまみは何にしよう」 と考えていた時間が、丸ごと空きました ...

-禁酒・断酒